教育の土台や受け皿になれるよう地域に児童発達支援の役割を広めたい
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社員インタビュー

INTERVIEW

教育の土台や受け皿になれるよう地域に児童発達支援の役割を広めたい
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教育の土台や受け皿になれるよう地域に児童発達支援の役割を広めたい

チャイルドハート鹿島 児童発達支援管理責任者

井上義也

ミニ駄菓子屋や10チャレなど子どもが楽しんで学ぶ仕掛けを

Q.具体的な仕事内容を教えて下さい

普段の仕事では、子どもたちの成長や発達に応じた個別の支援計画を作成しています。家族や家庭の支援も行っています。保育園や小学校の先生方、相談支援員など子どもと関わりのある全ての機関との連携をとることも重要な仕事です。

子どもたちの中には、遊ぶことが得意な子がいれば、不得意な子もいます。特に、集団遊びは得意・不得意が出やすいです。私たちの施設では、一週間毎に「この遊びを楽しもう」というテーマを決めて遊びに取り組んでいます。まずはスタッフが遊びの見本を見せ、少しずつ楽しんでもらうようにしています。最終的に、子どもたちから「もう一回遊びたい」という言葉が自発的に出ることを目指しています。

小学生のおやつの時間では、スタッフ特製のミニ駄菓子屋さんで、子どもたちが50円分のお菓子を買えるという仕掛けを作っています。50円で収まるように計算するなど、ちょっとしたお買い物体験を楽しんでもらいます。

一日の振り返りも大切にしています。何ができたか、何がしたくなかったか、何が悲しかったかなどを振り返る時間です。 自分では思ってもなかったような行動や、ちょっとした喧嘩などを振り返ります。振り返りには「10チャレ」という楽しみも作っています。振り返りと共にシールを貼る仕組みで、シールが10個集まればミニ駄菓子屋で使えるトークンがもらえるので、子どもたちの中にはそれに向かって頑張っている子もいます。

チャイルドハートには「ハートリンク」という独自のアプリがあり、保護者との日々のやりとりに活用しています。毎日施設での様子や諸連絡を、アプリ経由で送るまでが一日の仕事です。

こうした日々の活動は指導員が中心に運営しています。私は責任者として、フォローやトラブル対応にあたっています。

Q.どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

日々の業務は楽なことばかりではなく、大変なことも多いです。ただ、通学してくる子どもたちが「ただいま!」と元気に玄関から入ってくる姿を見ると、また頑張ろうと思えます。

時々、卒業した子どもたちも顔を見せに遊びに来てくれることもあります。そうした時にはやっぱり、「続けてきてよかった」と思えます。

 

安心・安全を確保のためコミュニケーションを大切に

Q.どんなことを大切にして仕事をしていますか?

まずは、子どもたちの安心・安全を確保できる環境づくりです。スタッフ間で、常に「ヒヤリハット」を共有するようにしています。自分が支援に入っている時は視界が狭くなりがちなので、離れた視点から見て感じた危ない点なども共有しています。

保護者とのコミュニケーションも大切です。どんな些細なことでも相談できるように、話しかけやすい関係性を築ければと思っています。もちろん、スタッフ同士の普段の会話も重要です。情報共有ができるからこそ、安心・安全な環境づくりができ、そこから良い支援につながるヒントが見つかることもあります。

責任者になってからは、現場で子どもたちと触れ合う時間が少なくなりました。子どもと遊ぶことはこの仕事のコアになる部分です。現場に入る時は、全力で遊ぶようにしています。

Q.職場の雰囲気はいかがですか?

業務に関する真剣な話も、プライベートのちょっとした悩みも気軽に話せる良い関係です。時には、一人の子どもの指導方法について1時間ぐらい真剣に意見を出し合うこともあります。職員間の賑やかで和やかな雰囲気は、施設全体に伝わっていると思います。

 

未経験者でもはじめやすい充実の研修制度

Q.どのような教育体制を取られていますか?

チャイルドハート本部では、さまざまな研修制度が充実しています。毎月のように多彩なカリキュラムが組まれているので、確実なスキルアップが図れます。

Q.どのような研修を受けられましたか?

もともと資格も経験もないところからのスタートだったので、本部での研修が大変助かりました。

入社すぐの新人研修では、療育に関する基礎知識や業務における共通のルールを学ぶ実務研修などをオンラインで受けました。また、定期的に安全管理研修や、虐待防止に関すること、感染症対策などの研修を受講しています。スキルや役割に応じて随時必要な研修が本部で受けられる有り難い環境です。

 

休日は家でも二人の子育てに楽しく奮闘中

Q.残業や休日出勤はありますか?

責任者という立場なので、雑務があって必要な時は残業をすることもあります。ただ、指導員の皆さんはほぼ定時に退社されています。時々、療育に「こうしたおもちゃを手作りしたい」などの申し出がある場合は、30分、1時間残業される方もいらっしゃいます。

休日出勤は基本的に必要ありません。他の職員の急な体調不良などでシフトの変更をお願いすることはあります。また、保護者会が日曜日に開催されることもありますが、そうした場合もしっかりと代休を取ってもらっています。

Q.仕事以外の時間は何をしていますか?

二人の子どもの育児に奮闘しています。長男の習い事の試合を見に行ったり、絶賛イヤイヤ期の次男とたくさん遊んだりしています。

Q.長期休暇や有給休暇は取りやすいですか?

有給や長期休暇は希望に合わせて取れるようになっています。私自身、妻が関西の出身ということもあり、帰省のために長い休みを頂くこともあります。

Q.子育て支援や介護支援の制度を活用していますか?

まだ、活用できていませんが、今後他の職員のためにも整備を進めていきたいと思っています。

 

「子どもが好き」という思いから未経験の分野に挑戦

Q.この会社に入社したきっかけは何ですか?

もともと佐賀県武雄市で親族がこの会社を立ち上げました。その時に、「子どもに関わる仕事をしてみないか?」と声をかけられたのがきっかけです。

Q.入社前にこの会社に感じていた魅力はどこですか?

この仕事に就くまでは全く別の世界にいたので、資格も経験もありませんでした。ただ、シンプルに「子どもが好き」という思いで一歩を踏み出しました。

入社前に長崎にあるチャイルドハートを見学させてもらったのですが、そこで子どもたちと楽しそうに活動されている職員の様子を見て、素敵な仕事だと肌で感じました。

 

必要性の認知を広げて、地域にサービスを行き届かせたい

Q.この仕事を通じて実現させたいことは?

チャイルドハート武雄の立ち上げから関わらせてもらっています。立ち上げにあたっては、地域との連携が最も重要な仕事になりました。児童発達支援・放課後デイサービスに関して、武雄地域ではほぼ認知がありませんでした。そこで、一校一校訪問し、学校側に説明と協力を得るところから始まりました。2年前に鹿島に移動してきてからも、新規施設の立ち上げに関わっています。まだまだ児童発達支援施設の必要性が認識されていないことを感じています。

今後も認知を広め、教育の土台、受け皿にと思ってもらえるような事業を目指していければと思っています。必要とする全ての子どもたちにサービスが行き届くように、事業所の拠点も増やしていきたいです。

Q.就職希望者へのメッセージを教えてください。

子どもが好き!子どもと一緒に楽しく遊びたい!そんな些細なきっかけからでも大丈夫です。私自身も、そんな思いからやりがいのある仕事に出会えました。まずは、見学だけでもしてみてください。きっと、ワクワク、ドキドキの日々を感じていただけると思います。

一日の仕事の流れ シェイプ

  1. 午前

    朝礼

    • チャイルドハートの誓いの唱和

    保育園・幼稚園への送迎


    朝の会、遊び、個別学習指導


    療養運動、集団遊び

  2. 午後

    送迎

    • 保育園・幼稚園へ送り届ける

    小学生他のお迎え


    始まりの会

    • 宿題・学習・イベント・おやつ

    送迎

    • 自宅へ送り届ける

    退社

    • 各種連絡事項などを済ませて退社
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